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うつ病

うつ病

気分が落ち込む、何をやっても楽しめない、頭がうまく働かないといった症状がうつ病の主な症状です。こころの症状だけではなく、眠れない(眠りすぎる)、食べられない、疲れやすい、身体が痛いなど、からだの症状を伴うこともあります。軽症のうちは、無理して日常生活を維持できることもあり、周囲から理解が得られないこともありますが、つらさは募っていくものです。

うつ病の原因は、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れてしまうことや、前頭葉の機能変調だと言われていますが、その「きっかけ」は千差万別です。たとえば、家庭内や職場、学校での人間関係、重い病気を患う、大切なひととの死別・離別・失恋、妊娠・出産による急激な環境の変化、仕事を失う、破産してしまう等々。他にも、通常であれば嬉しいことであるはずの昇進やマイホーム購入なども、しばしば見かけるきっかけです。

治療は、1.休養、2.環境調整(ストレスを溜めにくい/発散させやすい生活環境を目指す)、3.抗うつ薬を主体とした薬物療法となりますが、ひとりひとりの置かれている状況によって、それぞれの治療法の比重を調整していくことになります。うつ病は脳の病気なので、脳内の神経伝達物質が枯渇してしまっている場合には、一定期間の休養が必要となります。骨折をした場合、折れている部位をしばらく安静にする必要があることと本質的には一緒です。

躁うつ病

躁うつ病

気持ちが冴えず(気分)、何かをやろうという気が起こらず(意欲)、頭の回転が鈍くなる(思考)のが、うつ状態の典型的な病像です。一方、気分や意欲、思考のいずれも活発なのが躁状態です。その場合、アイディアがとめどなく溢れ出てきたり、お金をよく使うようになったり、眠らなくても平気になったり、怒りっぽくなったりすることがあります。躁うつ病は、このうつ状態と躁状態とを、一定の期間をおきながら繰り返す病気です。

特に若い年代の方でうつに悩まれる方は、後に躁状態となることによって、初めて躁うつ病だったとわかる場合があります。うつ病と診断されて治療し続けていてもなかなか良くならない方のうち、その一定数が実は躁うつ病であるとも言われています。また、気分が高揚している状態のほうが心地よいため、人によっては、躁状態でも全く困らない(代わりに周囲が振り回されて困ってしまう)ケースもあります。

躁うつ病でも休養と環境調整が大切なのですが、より重要性が高まるのは薬物療法です。うつ病と違って、抗うつ薬を使うことは通常せず、気分安定薬といわれる躁うつ病用の薬剤を主体に治療します。躁うつ病は、およそ90%の方が再発するとわかっているため、ひとりひとりが病気を理解し、再発予防を続けていく、そのお手伝いをいたします。

適応障害

適応障害

膨大な仕事量や対人関係のトラブル、経済的な問題、健康上の悩み、世の中の空気感など、ストレスを感じる要因は多岐にわたります。ストレスのない生活をしている方は滅多にいません。それでも、普段は適切なタイミングでストレスを解消することで、こころの健康を損なわずに生活を送れています。しかし、何らかの原因で多大なストレスを感じるようになったり、うまくストレスを解消できなくなると、気分が晴れない、常に不安を感じる、からだの具合が悪くなる、などの様々な症状が表れてきます。これらの症状が日常生活にも影響を及ぼしてくると、その状態を適応障害と呼びます。

このように、うつ病にも似た病像がみられますが、適応障害では因果関係のはっきりしたストレス要因を抱えており、その原因が解決すると症状は徐々に改善していくという点が異なります。そのため、治療において薬物療法はあくまで補助的な立ち位置となり、ストレス源からの回避とストレスの扱い方を習得することが主体となってきます。当院では、ひとりひとりの置かれた状況を踏まえた上で、具体的なアドバイス(休職、上司や相談窓口への相談の仕方、家事育児の分担、介護サービスの導入など)をするよう心がけています。

不眠症・睡眠障害

不眠症・睡眠障害

誰もが「眠ろうとしてもどうしても眠れない」体験をしたことがあるのではないでしょうか。通常は数日から数週でまた眠れるようになりますが、長期にわたって眠れない状態が続くことがあります。また、眠れないことで、疲れやすい、やる気が出ない、集中できない、頭が重い、めまいがするなど、こころやからだの不調に繋がってしまうことがあります。
このように、1ヶ月間以上眠れない状態が続き、心身の不調から生活の質が低下している場合、不眠症と診断します。

不眠症にもいくつかタイプがあります。

  1. 寝付きが悪い(入眠困難)
  2. 眠りが浅い(熟眠感の欠如)
  3. 途中で起きてしまう(中途覚醒)
  4. 朝早く起きてしまう(早朝覚醒)

不眠症を引き起こす主な原因も、

  1. 環境要因(場所、室温、騒音、明るさ、時差)
  2. からだの要因(加齢、夜間頻尿、痛み、かゆみ、咳、足のむずむず、睡眠時無呼吸)
  3. こころの要因(うつ病など病気の症状、不安、緊張、興奮、ストレス)
  4. 生活習慣(アルコール、カフェイン、ニコチン、薬、運動不足、日照時間)

と様々です。したがって、睡眠に悪影響を及ぼす原因を見極めて、できる対策を講じていく必要があります。

睡眠薬は内服することで確かに眠れるようになりますが、あまりに多種多量だったり、長期間にわたる使用だったりすると、依存性や筋弛緩など多彩な問題を引き起こしてしまうことがあります。そのため、期間や量を定めて内服することや、減量の計画(このような状態になって、このくらい安定していたら減量/中止を検討していく)を立てながら処方することが大切です。
また、睡眠効果が得られる薬の中にも、漢方薬をはじめ、依存をきたしにくいお薬もあります。睡眠状況を細かく教えていただくことで、より快適な眠りがとれるよう一緒に考えていきましょう。

発達障害

発達障害

「空気が読めない」、「変わっている」、「冗談が通じない」などの言葉は、発達障害の方がよく聞かされる言葉です。就職などをきっかけにして自分でも違和感を覚える方がいて、「どうして人とうまく接することができないんだろう」と生きづらさを感じてしまいます。

発達障害にはいくつかの分類があり、自閉スペクトラム症(自閉症や広汎性発達障害、アスペルガー症候群)、注意欠陥多動症、学習障害などが含まれますが、同じタイプの方でも全く似ていないことがあります。すなわち、発達障害は単一の障害ではなく、個人差が大きいという点が特性となります。自閉スペクトラム症の場合は、特に”スペクトラム”(症状が曖昧な境界を持ちながら連続していること)なので、病気の特徴がそれぞれ少しずつ重なり合っている場合が多いのです。 原因はまだ不明なのですが、育て方が原因でないことは明らかになっています。人生の途中で何らかの原因によって”発症”するものではなく、生まれつきの障害が成長の過程で”判明”するものなのです。

大事なことは、その人がどのようなことに向いていて、苦手なことはどうフォローしていければより楽しく元気に生活できるのかを知ることです。当院では、皆様の体験を元に、考え方や行動について最適なアドバイスをいたします。

不安症

不安症

不安は形がなく捉えどころのないものです。元々不安自体は、ひとが最適な判断を導くために必要なものとも言われています。しかし、過度な不安や恐怖は、こころやからだ、日々の生活に悪い影響をもたらしてしまいます。そのような状態を不安症と呼びます。
不安症は、その特徴やきっかけによっていくつかの疾患に分類されます。

  • 広場恐怖症
    すぐ逃げ出せない場所や人混み、バス、電車、ただただ広い場所などを怖がる。
  • 社交恐怖症
    人前で話したり食事したりする際に強い不安や恐怖を感じる。
  • 限局性恐怖症
    いわゆる「○○恐怖」で、高い所や虫、雷、水場、閉所、針などを怖いと思う。
  • パニック症
    きっかけなく突然に強い恐怖が襲ってくる。からだの症状も伴うことが多い。「またパニックになったらどうしよう」という予期不安に怯える。
  • 全般性不安症
    ありとあらゆる物事を不安に感じる。周囲に相談するなどして不安が一度解決したと思っても、しばらくするとまた新たな不安が生まれてくる。
  • 選択的緘黙
    学校など特定の場所で話ができなくなる。

その他、不安が病状に強く影響する病気として、強迫症や心的外傷後ストレス障害(PTSD)なども挙げられます。
いずれの疾患に対しても言えることは、「症状の解消」ではなく、「不安の軽減」を目標としたほうが、病気の改善に近づくことができるということです。適切な薬物療法を選択するとともに、不安の扱い方を一緒に考えていきましょう。

統合失調症

統合失調症

「誰かにひどいことを言われている」、「監視や盗聴をされている」、「電磁波で攻撃を受けている」、「自分の考えが相手にバレている」といった出来事に悩んでいる方がいらっしゃいます。いずれも統合失調症の方でよく聞かれる訴えなのですが、多くの場合、強い恐怖や苛立ちも感じていらっしゃいます。

統合失調症は、10代~40代で発症し、およそ120人に1人がかかる病気です。決して珍しい病気ではないのです。症状は慢性的に進行していくので、治療開始が早期であればあるほど、その後の経過は良いものとなります。治療においては、抗精神病薬を主体とした薬物療法の導入・継続がとても大切です。まずは困っていらっしゃる症状を改善を目指します。その後、治療を続けて寛解状態(病気の症状が軽減またはほぼ消失してコントロールできていること)を維持することで、より良い社会生活を送れるよう全力でサポートいたします。

女性のメンタルヘルス

女性のメンタルヘルス

現在、女性のライフサイクルは複雑化していて、子どもや仕事のために自分のことを後回しにしてしまう傾向もあります。加えて、女性ホルモンの影響を否応なく受けてしまい、特徴的なこころの不調がみられることがあります。
女性特有の心療内科疾患としては、「産後うつ」、「月経前症候群(PMS)」、「更年期障害」などが挙げられます。

  • 産後うつ
    妊娠中は、女性ホルモンが多量に分泌されていますが、出産後は急激にホルモン量が減少します。女性ホルモンは、気分を調節する脳内の神経伝達物質に影響を及ぼすため、急激に減少すると、こころの不調をきたしやすい状態となります。その上、産後は赤ちゃんのケアで睡眠が分断され、母親という役割の重圧を感じてしまうこともあるでしょう。それらの要因が複雑に絡み合ってうつ状態になりやすいのです。不幸なことに、本人や家族も不調を不調として捉えられず、努力不足と考えがちであることも、病気が見逃されやすい要因となっています。
  • 月経前症候群(PMS)
    月経の2週間ほど前から月経が始まる頃までに精神的/身体的に不快な症状があらわれます。精神面では、憂鬱な気分や感情の起伏、集中力の低下、無気力などが問題となります。食事や運動によって改善することもありますが、PMSの症状は個人差が大きく、場合によっては医療の介入が必要になることもあります。また、こころの症状が極端に重い場合には、月経前不快気分障害(PMDD)かもしれません。PMDDの方は想像以上に多く、女性のおよそ5%の方にみられるとも言われています。周期がはっきりしているため、不調期間の過ごし方を工夫し、対策を立てることが望まれます。また、漢方薬や抗うつ薬を月経前2週間に限って内服するという手法も推奨されています。
  • 更年期障害
    個人差はありますが、女性が閉経を迎える年齢は50歳頃で、その前後10年間ほど(45歳~55歳)を更年期と呼びます。更年期になると、女性ホルモンの分泌量が減るため、心身に様々な不調が表れます。ライフサイクルの変化も起きやすい時期なので、環境や人間関係が大きく変わることも要因となりえます。更年期障害は、のぼせや発汗などが特徴的ですが、頻度としては肩こりや倦怠感、頭痛なども非常によくみられます。通常、婦人科で相談される方が多い病気なのですが、憂鬱感やいらいらが強い方の場合、心療内科的な治療がお力になれるかもしれません。

当院は完全予約制とすることで、待ち時間をできるだけ短くし、かつ、患者様のプライバシーに最大限配慮した対応を心がけています。お子様とご一緒に診察室にも入れますので、お気軽にご相談いただければと思います。